認知症を持つがん患者へのACPと看護

厚生労働省では人生の最終段階に向けた医療・ケアについて患者・家族と医療・介護従事者等があらかじめ繰り返し話し合う自発的なプロセスである「アドバンス・ケア・プランニング(ACP)」を重視し、愛称を「人生会議」と定め、普及・啓発に取り組んでいます。普段から普通に「人生会議しようか」と言えたら、大切なことを話せるのではないでしょうか。例えば還暦、例えば50歳の誕生日の時、残りの人生をどう豊かに過ごすかといったことを家族と話をする。何度か話すうち、ごく自然に『こういう風に最期を迎えたいな』という話になるでしょう。看取られるほうの意思も大事ですが、看取る側の気持ちも大事です。その二つがうまく行くような学びを深めていきましょう。
セミナープログラム
1,認知症とACP
2,患者の意思を尊重する支援
3,認知症がん患者の服薬支援
4,がん患者の認知症治療
5,ACPの進め方
6,認知症の人の人生会議
7,事例で考えるACP
※こちらのセミナーは
一般社団法人日本認知症ケア学会
認知症ケア専門士単位 :3単位
対象セミナーです。
後援:一般社団法人日本認知症ケア学会
セミナー講師プロフィール
認知症看護認定看護師
加藤 滋代
1994年~
藤田保健衛生大学病院(現:藤田医科大学病院)
2007年
日本看護協会認定看護師教育課程
「認知症看護学科」入学
2008年
認知症看護認定看護師 取得
2012年
神経内科/SCU病棟 看護主任
2014年
総合外科病棟看護主任
2015年
眼科病棟看護主任
2018年~
救急総合内科病棟看護主任
2021年3月
藤田医科大学病院 退職
受講者の声
そこに看護師がどう関わっていけばよいか迷うと言うより、いいなりです。整形は手術中心な考え方なので…ただ認知症が悪化する方が多く感じ、術後、認知症の方へ関わり方、支援を考えないといけないと思いました。
〔看護師 職歴 5年以上〕
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●事例展開を中心に、考えさせられる、わかり易い内容だった。
〔看護師 職歴 5年以上〕
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●認知症の人のACPは難しく、医療者や家族の意向で治療や退院先が決まることが多いです。
しかし、この講義を聞いて、「本人がどうしたいのか」と本人目線で考えていくことが重要であることが学べました。実践に活かしていきたいです。
事例を通して考えることができて、分かりやすかったです。
〔看護師 職歴 5年以上〕
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●認知症ではない患者様の方が少ない病院で勤務しています。
地域包括ケア病床があり、何度もリピート入院している患者様の意向は分かりやすいですが、ご家族が遠方で来院困難であったり、コロナ禍でI.C以外の面会時間を制限されていたり、話合いが困難なケースが本当に多い現状です。コロナ患者様は特に私たちがケアできる時間も限られています。そんななかでも日頃のコミュニケーションを大切にしたいと改めて感じました。ありがとうございました。
〔看護師 職歴 5年以上〕
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開催日時 | 2023年4月1日(土) ~ 2023年4月8日(土) 23:59 |
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会場 | オンライン 【講義時間 3時間程度】 |
講師 | 加藤 滋代 |
申込締切日 | 2023年3月22日 |
参加費:¥ 8,250 税込
ホームページ会員 加算ポイント:330pt