災害対応体制構築のため 事例を通して学ぶ災害看護 実践編
熊本地震と豪雨災害での実践活動から
災害は年々多発しており、地球温暖化に伴った気候変動による豪雨や台風による被害は拡大しています。また、30年以内にマグニチュード7クラスの首都直下地震、南海地震、東南海地震が70%の確率で発生することが予測されています。
このように我が国においては、災害が多発し今後も発生することが予測されており、災害によって被災者は全人的(身体的・精神的・社会的・スピリチュアル的)苦痛を受け、健康や生活に大きな影響を受けることとなります。そのため、災害看護では、災害が及ぼす被災者の生命や健康生活への被害を極力少なくし、生活する力を整えられるように看護を提供することが求められています。
そこで、本セミナーでは、講師の災害看護の実践活動を通して、災害看護の理解を深めていくことを目指します。
セミナープログラム
1,急性期の災害看護活動
①熊本地震での医療機関対応
②熊本地震でのDMAT活動
2,亜急性期の災害看護活動
①令和2年7月豪雨災害支援活動
②施設におけるCOVID-19対応
3,慢性期の災害看護活動
①熊本地震での医療機関の受援対応
②熊本地震での仮設団地支援活動
4,平穏期の災害看護活動
①熊本赤十字病院の災害対策
セミナー講師プロフィール
熊本赤十字病院
手術センター看護主任
災害看護専門看護師
小林 賢吾
2005年県立長崎シーボルト大学看護学科卒業。同年熊本赤十字病院入職、外科・泌尿器科・耳鼻科混合病棟勤務。2008年日本赤十字社国際派遣要員登録。2009年手術センター勤務。2009年北イラク、2010年ハイチ、2012年フィリピンにて救援事業に従事。2014年日本DMAT隊員登録。2016年熊本地震にてDMAT・日赤救護班として活動。2018年日本赤十字広島看護大学大学院看護学研究科災害看護専門看護師課程修了・看護学修士取得。2019年より災害看護専門看護師として活動。2020年熊本赤十字病院手術センター看護主任。2020年ダイヤモンド・プリンセス号,コスタ・アトランチカ号にて医療活動に従事。令和2年7月豪雨災害にて日赤救護班・日赤災害医療コーディネートチームとして活動。2021・22年は高齢者施設等における新型コロナウイルス感染症クラスター対応支援を実施
開催日時 | 2023年9月20日(水) ~ 2023年9月27日(水) 23:59 |
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会場 | オンライン 【講義時間 3時間程度】 |
講師 | 小林賢吾 |
申込締切日 | 2023年9月10日 |
参加費:¥ 8,250 税込
ホームページ会員 加算ポイント:165pt